デイジーというのは、英語の頭文字をとりあげて読んだら、デイジーになったということです。
もともとは、Digital Accessible Information System の頭文字を並べたら、DAISYとなるわけです。
そのまま翻訳すると、デジタルのアクセシブルなインフォメーションのシステムってことです。
「アクセシブルな情報システム」と言われています。
言ってみれば、情報に接することができるデジタルなシステムってことでしょうか。
逆に言えば、情報にアクセスできない人も、アクセスできるようにするってことなんでしょう。
実は、2006年といいますから、もうずいぶんと古いお話ですが、国連で、障害者権利条約が採択されたのですが、そこに、このアクセシビリティのことが盛り込まれていたようなんです。
誰もが、同じように情報にアクセスできる、いやいや、そもそも情報を発する場合は、誰もがアクセスできる形にしようよ、それがアクセシビリティなんでしょう。
こういうのって、最近よく言われる、合理的配慮ってことだと思います。
ということは。
情報を発する側は、誰もがアクセス・・・読んだり、聴いたり、できるような情報にしましょうね。ということでしょうか。
そこで生まれたのが、DAISY図書といえるでしょうか。
マルチメディアデイジー図書なら、画像を含む文字情報も音声情報も伝えることができます。
もともと、音訳図書は、視覚障がいの方に有効でした。
それを、文字情報と連動させることで、ディスレクシアと呼ばれる読むことが難しい方たちにも有効だとわかりました。